先日、ご相談受けた事例です。 うちの一人息子の長男は昔から金使いが荒くいわゆる浪費癖があるとのこと。それを見かねた父親は、自分の自宅の土地建物がゆくゆく長男のものになると、代々受け継いだ土地がなくなってしまうと考え、その長男の子、いわゆる孫に譲る内容の公正証書遺言を書いたそうです。ただ、遺言を…
町内会などの団体は通常、人の集まりに過ぎず法人格を持たないことが多くあります。ただし、公民館やその土地など、町内会でも不動産を所有する必要がある場合はどうすればよいのでしょうか。 平成3年までは、町内会長さん個人名義や構成員全員の共有名義で所有者として登記されていました。しかし、それでは、会長…
以前のコラムで登記に必要な添付書類の話をしたことがありますが、その添付書類の中の1つに住所証明書と言うものがあります。 これは、不動産の所有権を取得された方や不動産の売主さんの住所の証明(ここに住んでいた売主が住所を変えたけど所有者であることに間違いありませんと証明するもの。等)などで使うものです…
神社やお寺の立っている境内地や昔に神社があった形跡の有る土地などの名義を調べてみると所有者が「○○神社」となっている場合があります。 神社などの宗教法人は現在では「宗教法人法」という法律に基づいて法人登記がなされていますが、昔は、「神社明細帳」で管理されており、昭和21年からは「宗教法人令」、昭和…
固定資産税とは、不動産にかかる市町村などの地方自治体に収める税金です。 不動産を持っていれば、支払う義務がありますが、その例外として保安林や墓地などのそもそも固定資産税がかからない種類の不動産や公衆用道路など道路に対してもかからない場合もあります。 この固定資産税は市町村が決める各不動産に割り当…
登記簿謄本とは、各地の法務局で取ることができる不動産のあらゆる情報が分かるものです。 これを今では、インターネットで300円くらいで取ることができるようになっています。これを登記情報とか呼びますが、誰でもクレジットカード決済で取れます。 不動産投資をされている方などは、これを見て、いいと思った物…
不動産の所有者であることを証明する書類で、所有権移転登記と所有権保存登記、土地の合筆登記の登記済証を指します。現在では権利証に代わり登記識別情報というものが法務局から通知されます。登記識別情報は12桁の数字とアルファベットで組み合わせされた暗号で、不動産ごと、登記事項ごと、権利者ごとにつくられます。…
今持っている不動産を子供もしくは兄弟などに贈与して名義を変えたい場合、何を用意すればよいでしょうか?と言うご相談を受けましたので簡単にご説明いたします。登記には以下のものが必要となります。 登記識別情報又は登記済証 贈与する方の印鑑証明書(個人の方の場合には市区町村長が発行したもので、3か月…
車庫証明を提出する際、必須書類として「保管場所使用承諾書」と言われる物があります。 こちらはお車の保管場所(駐車場)が申請するお車の申請者以外の方の土地の場合必要になります。土地の所有権が他者にある場合自分のお住まいの戸建であろうと家族内でも変わりません。 今回は申請者様が賃貸物件にお住まいの場…
不動産会社様からはよく農地を宅地にして家を建てたいのだが、という事で農地転用のご依頼を頂いております。また、中には農地を農地のまま取得したいけどというお問い合わせも中にはあります。 そこで今回、農地についてのお話をしたいと思います。 自宅に昔から活用してる畑があったり、街中を歩いているとポツンと…