遺産の分割については、まず相続人同士の「遺産分割協議」で話し合われます。この協議で全員が納得できれば一番なのですが、遺産の内容や相続人それぞれの家庭環境、その他の事情によってなかなか成立しないこともよくあります。当事者同士で結論を出すことが難しい場合や、成立した内容に納得がいかない時は、家庭裁判所へ…
相続財産管理人とはまず遺産を管理するひとのことです。誰の遺産を管理するのかというと、相続人がいないまま亡くなった人の遺産です。相続人がいないとなるとその遺産はどうなってしまうのかというと、 まず 相続財産管理人(多くの場合、司法書士などの専門家がなります)を親族や利害関係のある人からの申立で…
遺産分割協議をする際、親と未成年の子が、ともに相続人の場合には、未成年の子には「特別代理人」が必要になります。 例えば父が亡くなられ、相続人が母と未成年の子が2人の場合、2人の子には、それぞれ特別代理人をつけなければなりません。 未成年者は、単独で法律上の判断を行うことはできません。法律上の判断…
相続税も所得税や法人税と同じように、税務調査が行われることがあります。相続税の調査を行うのは、税務署の資産税課税部門の担当官です。相続税が高額の場合は、税務署の上部組織、国税局の所管になります。脱税の場合は、国税局の査察部(通称:マルサ)が調査します。調査を受ける相続人は、遺産を相続した全員という場…
ご家族の方が亡くなられた場合、亡くなられた方名義の不動産があれば、相続人の方に権利を移す手続き、「相続登記」を行うことができます。相続登記は義務ではありませんので、行わなくても罰せられることはありません。 そこで今現在、相続登記をしていないからと慌てる必要はありません。相続登記に期限はないので、必…
ある人が亡くなった場合、その人の相続人は亡くなった方の財産を相続する権利が発生します。そして民法では「相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から三カ月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。」とあります。 また、相続人が相続の承認又は放棄をしな…
相続登記をいつまでにしなければいけないという期限はありません。たとえ相続登記をしていなくても、相続人の権利は亡くなられた方の所有していた土地・建物に及んでいます。しかし、相続登記をしないまま年月が過ぎてしまうと、いろいろな新しい問題が発生します。例えば、他の相続人が亡くなってしまい、その亡くなった方…
寄稿しました。 財産的な価値だけでは評価できない「お墓」や「遺骨」の相続 …
相続人には、相続分のほかに寄与分という取り分があります。寄与分とは、被相続人の生前、その財産の維持または増加に特別の貢献をした相続人に与えられるものです。 遺産分割協議の際、寄与分は相続財産の中には入れずに計算し、分割をします。寄与分のある相続人は、遺産分割による相続分のほかに、寄与分も受け取るこ…
移動しました。 相続財産から一定基準を遺族に残す遺留分制度について~相続が発生した場合の問題点 …