ある人が亡くなった場合、その人の相続人は亡くなった方の財産を相続する権利が発生します。そして民法では「相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から三カ月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。」とあります。 また、相続人が相続の承認又は放棄をしな…
登記名義人の変更登記とは、登記記録上の名義人が住所を変更したり、結婚や養子縁組をしたりしたために氏名が変更されることがあります。土地の場合に分筆がなされていると、分筆後のそれぞれの土地について変更登記が必要になります。建物の場合には、増改築によって不一致が生じることがあります。会社などの法人の場合に…
近ごろ、「姻族関係終了届」を提出する人が増えているそうです。 配偶者が亡くなると婚姻関係は当然に解消しますが、配偶者の親族との姻族関係はそのまま継続されます。何らかの理由で、この配偶者の親族との姻族関係を終わらせたい場合に行う手続きが、「姻族関係終了届」です。このことから「姻族関係終了届」…
通常の登記は一般的には本登記と呼ばれます。本登記にはさまざまな効力がありますが、その中でも最も重要な効力は対抗力です。私人と私人の間で取引があり、そのために不動産に関する権利関係に変動が生じても、それを主張できるのは原則として当事者間だけです。しかし、その変動を登記しておけば、広く第三者に対し…
不動産を購入し所有権を取得すると登記識別情報通知という紙が法務局から発行されます。これは所有権を取得した方に取得したことの証として発行されるものです。登記識別情報通知とは2004年の不動産登記法の改正により、それまでの登記済証にかわるものとして発行されるようになったもので、現在では全国すべての…
飲食店を開業する場合、保健所から許可を得なければなりません。 今回はその流れを簡単に説明したいと思います。 1 事業計画 当然ですが、まずは事業計画を立てなければいけません。何故なら、どのようなメニューを出すかによって、取得すべき許可が「飲食店営業許可」か「喫茶店営業許…
車庫証明を管轄の警察へ申請する際に申請書と一緒に保管場所の所在図・配置図を提出する事になっています。 所在図とは駐車場の場所を示す地図になります。 ゼンリンの地図やグーグルマップなどで代用する事が出来ます。また、申請者の住居(使用の本拠の位置)と駐車場(保管場所)が離れてい…
相続登記をいつまでにしなければいけないという期限はありません。たとえ相続登記をしていなくても、相続人の権利は亡くなられた方の所有していた土地・建物に及んでいます。しかし、相続登記をしないまま年月が過ぎてしまうと、いろいろな新しい問題が発生します。例えば、他の相続人が亡くなってしまい、その亡くなった方…
行政書士の本試験が11月12日に行われました。毎年受験者数は減少しているようですが、今年も昨年より減少しているようです。 この行政書士試験に合格すれば、その後各書士会へ登録することで行政書士の資格を有する事が出来、報酬を頂いて仕事をすることが出来る様になります。今年度の行政書士…
先日、ご相談受けた事例です。 うちの一人息子の長男は昔から金使いが荒くいわゆる浪費癖があるとのこと。それを見かねた父親は、自分の自宅の土地建物がゆくゆく長男のものになると、代々受け継いだ土地がなくなってしまうと考え、その長男の子、いわゆる孫に譲る内容の公正証書遺言を書いたそうです。ただ、遺言を…