先日相続のご相談を受けました。遺産のうち不動産の一部だけを先に二女の名義に相続登記をしたい。他の不動産及び他の相続財産はまだ誰に相続させるか決まっていない。先に不動産の一部の遺産分割協議をすることは出来ないのかという内容でした。 どうなのか色々と調べてみました。 民法906条によると「遺産の分割…
遺産分割協議をする際、親と未成年の子が、ともに相続人の場合には、未成年の子には「特別代理人」が必要になります。 例えば父が亡くなられ、相続人が母と未成年の子が2人の場合、2人の子には、それぞれ特別代理人をつけなければなりません。 未成年者は、単独で法律上の判断を行うことはできません。法律上の判断…
ある人が亡くなった場合、その人の財産は民法の規定に従い相続人が相続します。(遺言がない場合)ただし、相続人全員の合意で相続財産をどのように分けるかを話し合うことができます。これを遺産分割協議といいます。相続人全員で協議をしなければはらないので、一人でも相続人が参加していなければ、その協議は成立しませ…
日本では土地と建物は別の不動産として取り扱うこととされています。 土地と建物を一体の不動産として取り扱う国もありますが、日本では、土地と建物は別の不動産として扱われるため、権利関係を表示する登記簿も別に作られることになり、固定資産税も土地と建物は別々に課税されます。それは、土地と建物を別々の人…
相続登記をいつまでにしなければいけないという期限はありません。たとえ相続登記をしていなくても、相続人の権利は亡くなられた方の所有していた土地・建物に及んでいます。しかし、相続登記をしないまま年月が過ぎてしまうと、いろいろな新しい問題が発生します。例えば、他の相続人が亡くなってしまい、その亡くなった方…
寄稿しました。 財産的な価値だけでは評価できない「お墓」や「遺骨」の相続 …
相続人には、相続分のほかに寄与分という取り分があります。寄与分とは、被相続人の生前、その財産の維持または増加に特別の貢献をした相続人に与えられるものです。 遺産分割協議の際、寄与分は相続財産の中には入れずに計算し、分割をします。寄与分のある相続人は、遺産分割による相続分のほかに、寄与分も受け取るこ…
相続相談ドットコムのコラム「司法書士の業務【相続手続き】とは」に移転しました。 …
移動しました。 不動産の相続登記について …
一般的に「遺産を放棄する。」と言うと、遺産分割協議において、自分以外の相続人に財産の一部または全部を取得させる意味で使われる方が多いです。この場合、例えばその時の遺産の全部を他の相続人が取得していても、あとで新たな遺産が発見されたときはあらためて協議をし、以前には遺産を取得しなかった相続人がそれを取…