司法書士もボランティア活動のようなことをさせてもらう機会があります。
広島司法書士会からの要請で、福山市内のある高校にお邪魔して「高校生のための法律講座(労働編)」と題して、授業をさせてもらいました。
前回は同じ高校に「契約編」ということで、民法の話や、クレジットカードのことや悪質商法などの話をさせてもらいました。
今回は「労働編」ということで、「働くということ」について、なぜか司法書士の私がお話させてもらいました。
ただ、労働関係の話はそれほどは仕事の中でも相談件数は少なく、実務上での話をするには具体的な話だけでは時間が余ってしまう・・しかし、そこは、事前に勉強し、準備して挑みました。
最近の高校は法律についてのカリキュラムが指導要領に盛り込まれ、外部から法律家などが行って授業をするという機会が増えたようです。
私がお邪魔した高校は進学校で偏差値も高い高校であったということもあり、私が受け持ったクラスは落ち着いて話を聞いてくれました。ただ、大学進学する生徒さんがほとんどのようで、学校側の要請とはいえ、難しい労働法の話はさして興味のあるものでもなかったかもしれません・・・
その雰囲気を察知した私は、途中から用意されたテキストは無視し、自分の司法書士になるまでの体験談やなろうとしたきっかけをお話ししました。
すると、急に生徒の皆さんが顔をあげ、話を聞いてくれる姿勢が変わりました。
私の司法書士になる動機もきっかけも少し変わっていたためか、興味を持ってくれたみたいです。
仕事とはそれほど関係のない話でしたが、司法書士もこういったことをやってるぞ。という一面をお見せしてみました。
今日の話を聞いてくれた生徒さんが司法書士に興味を持ち司法書士になってみたい!と思ってくれる人がいたら、それこそ司法書士冥利につきるのかもしれません。
