今回は金銭トラブルのお話しです。
先日、友人にお金を貸したんだが・・というご相談がありました。
その方は仲のいい友人が事業をしており、売上は上がっているが売掛金や立替金もあって資金繰りが大変・・ということで、善意でお金を貸してあげたそうです。
仲がよかっただけに返済の話しはなあなあになって、最初は少しずつでも返ってきたそうですが、ある時からぱったりその話はしてこなく返済もなくなったようでした。
友達だけに貸した方からは言いにくく、借りた方はさほど気にする様子もないとのことで、徐々にストレスが溜まってきて相談に来られました。
口約束でも契約は成立しますが、いざとなった時には言った言わないの水掛け論となってしまいます。貸した時にせめて借用書でも取り付けていれば、少なからず相手にも借りた自覚や心理的なプレッシャーなんかを与えることができていて、返済なんかも滞ることもなかったのかもしれません。
そのご相談に関しては、今からでも「債務承認契約」といって貸主・借主双方で、今、債務額がいくらあって、これから改めて月々いくらずつ返済していく。という書面を交わすこともできますと回答したところ、勇気をだしてそれを提案してみるとおっしゃられました。
親しい仲にも礼儀ありとはいいますが、なかなか言い出しにくいご事情もわかります。
ただ、お互いの仲を壊してしまうことのないよう親しい仲だからこそ、そのような約束はきっちり形に残しておいたほうがいいですね。