日本では土地と建物は別の不動産として取り扱うこととされています。
土地と建物を一体の不動産として取り扱う国もありますが、日本では、土地と建物は別の不動産として扱われるため、権利関係を表示する登記簿も別に作られることになり、固定資産税も土地と建物は別々に課税されます。それは、土地と建物を別々の人が所有している可能性もあることを意味します。
そのため、知り合いから土地付き建物を買う時には、土地と建物が同一人の所有かどうかを確認する必要があります。その確認をする方法は、建物と建物が建っている土地(敷地)の登記簿謄本(登記事項証明書)を法務局で取り寄せて確認をします。
そして、土地と建物の登記簿謄本(登記事項証明書)の「甲区」の欄を確認して、所有者が同一人物かどうかを確認します。建物は知り合いの名義で登記されていても、土地はその知り合いの父親名義のままであったりすれば、別に遺産分割協議をして相続による所有権移転登記が必要になってきます。
また、「甲区」の欄の所有者だけではなく、「乙区」の欄を確認して、抵当権などが抹消されずに登記されたままになってないか確認をしなければなりません。
購入する話が先へ進み、あとでトラブルにならないように、まずは登記簿謄本(登記事項証明書)の確認をお勧めします。
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