年始はお世話になっている企業様への新年の挨拶まわりをしておりましてお正月の話題が多かったのですが、ある発見がありました。
お正月といえばお雑煮ですが、各都道府県でお餅の形や、だし、具の種類にいたるまで千差万別です。そして、沖縄県ではお雑煮を食べる習慣がないそうです。
そして、松江天神事務所をかまえる島根県では県内でも更に数種類のお雑煮に分かれているのです。
私の祖父母は雲南市に住んでおりましたので、小さい頃から岩海苔のお雑煮を食べておりました。これは、島根県出雲市の特産物が「十六島海苔」で、凄く高級な海苔なのですが、香りがよく繊維が長いことからお雑煮に合うということで昔から食べられてきたものです。
島根の人なら誰もが食べていると思っていたので、他にも種類があったことには驚きました。
県庁所在地である松江市から出雲市平田町あたりだと小豆雑煮を食べるそうで松江市に30年近く住んでいたのに食べたこともなかったので大変驚きました。
太田市周辺(島根県の真ん中あたりになります)だと錦糸卵雑煮という彩り豊かな雑煮で、島根県西部周辺では、黒豆を乗せたシンプルな雑煮を食べているんだそうです。
他にも野菜雑煮や鮎雑煮など流域や山間部で分かれているようです。
お雑煮は一年の無事を祈り食べられてきたお正月料理ですので、皆様に幸多い年でありますようお祈りいたしております。