・ばらの街、福山。
戦後に1000本のばらを公園に植え復興のシンボルとしてきた福山は、瀬戸内の温暖で暮らしやすい気候も相まって現在は人口も47万人を超え、広島第2の商業都市にまで発展しました。
今では街中に植えられていますが、最初にばらが植えられた公園も「ばら公園」として親しまれイベントが催されており、2016年には市制施行100周年を迎えると同時に「100万本のばらのまち」となることを目指し、ばら祭りなどのイベントの際にはバラの苗の無料配布も行われています。
・駅のホームからも見える福山城は、徳川家康と従兄弟関係にある水野勝成を初代藩主として建てられました。空襲によって一度は天守閣を消失しましたが現在は復元され、郷土資料館としての役割を果たす他、最上階からは市街地を一望できます。
・海辺の街、鞆の浦はスタジオジブリの「崖の上のポニョ」、そしてドラマ「流星ワゴン」など、様々な物語の舞台になりました。
そこからフェリーで行ける仙酔島は厳島神社の候補地だった場所で、世界でも珍しい「五色岩」と呼ばれる岩脈が青・赤・黄・白・黒と海岸に続く様を遊歩道から見ることができます。
・本堂と五重塔が国宝に指定されている「明王院」や、その守護を目的として隣接して建立された、広島県内でも有数の初詣スポットである「草戸稲荷神社」が有名です。
・小説「山椒魚」「黒い雨」などで知られる直木賞作家の井伏鱒二と、「警視庁三係・吉敷竹史シリーズ」がテレビドラマとして有名な推理作家の島田荘司の生まれ故郷です。