公示価格が上昇したという報道がありました。
三大都市の東京、大阪、名古屋はもちろんのこと福岡市や仙台市も軒並み上昇したとのことでした。
ところでこの公示価格は土地の価値を示す指標ではありますが、土地の価値は一物四価といわれるように時価はもちろん固定資産評価額や路線価なで同じ土地でも様々な指標があります。
司法書士の業務においては、登録免許税を算出する基礎となる固定資産評価額を、所有権移転の登記の当事者に申請手続きの情報として頂く場面が多く、相続による所有権移転の登記の際には相続人に情報をいただきます。
公示価格が上昇すれば固定資産評価額も連動して上昇する方向が一般的と思われます。
大切な財産の価値が高まることには良い面もありますが、逆に登録免許税、相続税、不動産取得税なども負担が増加することを思えば喜んでばかりはいられませんね。
