売買や相続などで所有権移転の登記を受けた際に法務局から現在は登記識別情報通知が交付されます。
法務局の登記情報がコンピューター化される以前に交付されたものの所有権に関する登記済証書、登記済証権利書などと言われるいわゆる権利書です。
古くから伝わる旧家を訪問させていただいた際には風呂敷に大切に保管された沢山の権利書や古い図面、相続登記に必要であった相続関係を証明する戸籍謄本などを見せていただく機会があります。
それらの書類は時の経過に伴い色褪せてはいます。
今では不動産登記法という手続法においてはすでに効力ない書類かもしれません。
しかしその家にとっては何よりも価値のあるその家の代々引き継がれていく歴史や伝統の一部なのかもしれませんね。