親が亡くなっている。 兄弟はいない。 配偶者、子供もいない。 相続人がいるのか? 誰になるのか? 財産はどうなってしまうのか? こうした場合は、相続財産を管理する相続財産管理人が選任されます。 通常は弁護士が選ばれるようです。 そして、相続人を探します(共有者はいないか、特別縁故者が…
生命保険に加入していた方が亡くなった場合、生命保険は受取人が単独で保険会社に請求をして保険金を受け取ることができます。 生命保険の保険金は、被相続人の相続財産ではなく、保険金受取人固有の財産とされているため、よほどの場合を除き、受け取った保険金は遺産分割の対象にはなりません。ということは、生命保険…
先日、建物の相続登記をしたいというご依頼者様がいらっしゃいました。登記簿を見ながら お話をさせて頂いておりましたところ、ご依頼者様は登記簿の建物が現在存在している建 物だと思われていました。お話を聞き、調べてみると登記簿のある建物は既に解体されてい て、現在存在している建物は未登記であることがわかり…
3月上旬にご依頼のあった相続登記の必要書類がそろったとのご連絡を頂きました。 3月中の申請が間に合い、ホッとしたところです。相続による所有権移転登記の登録免許税は不動産(土地・建物)の固定資産評価額の1000分の4とされていますが、「評価額」は毎年見直しがされますので、登記申請をする最新の年度の評…
「被相続人の子の直系卑属は、被相続人の死亡以前に死亡し、欠格事由に該当し、または廃除された場合には、被相続人の子を代襲し、被相続人の権利義務を承継します。また、代襲者にさらに代襲原因が生じた場合も同様です。(再代襲)」は民法に規定されているものです。 例えば、Aの子BにCがいる場合。 Aが亡くな…
戸籍謄本と戸籍抄本 の違いはご存知でしょうか? 戸籍謄本とは、戸籍の原本の全部の写し、戸籍抄本とは、戸籍の原本の一部の写しです。 戸籍が電子化されてからは謄本のことを全部事項証明書、抄本を個人事項証明書と呼ぶようになりましたが、今でも市役所で「謄本をお願いします。」と昔の呼び方で申請しております…
相続により農地を取得された方は、ご自身では農業をされないという方が多いと思います。そういた場合に農業委員会によるあっせんを希望することができます。 他の申請手続きの相談で伺った際に、相続による農地法3条の届出に関する話になり話題に上がりました。 相続された方にも、農家の方にもどちらにも良い仕組み…
相続に必要な戸籍や住民票を集める際に郵送請求を行うことが多くあります。 以前のご依頼で、とある市に15名分の戸籍等が必要な時がありました。一度で請求をすると費用や時間を節約することができます。 しかし、戸籍を読むのも複雑となり、事前の準備は大変です。 また、複数の市区町村に関係人の方がおられれ…
土地の価格にはさまざまな評価基準があります。具体的には、「路線価」「固定資産税評価額」「公示価格」「基準地価」の4つの評価方法があり、価値を判定する基準が統一されてはいない点が、土地の評価を複雑にしています。 相続税を算出するための土地の評価を行う場合は、路線価方式と、固定資産税評価額を用いた倍率…
遺産を相続する際には、相続する人に相続順位(いわゆる優先順位)があることはご存知でしたか? 民法では、法律で定められた相続人は必ずしも被相続人の遺産を相続できるわけではなく、相続順位に従って相続の有無が決まります。ただし、被相続人の配偶者である夫または妻に関しては、相続順位に関係なく相続人になりま…