ある人が亡くなった場合、その人の相続人は亡くなった方の財産を相続する権利が発生します。そして民法では「相続人は、自己のために相続の開始があったことを知った時から三カ月以内に、相続について、単純若しくは限定の承認又は放棄をしなければならない。」とあります。 また、相続人が相続の承認又は放棄をしな…
登記名義人の変更登記とは、登記記録上の名義人が住所を変更したり、結婚や養子縁組をしたりしたために氏名が変更されることがあります。土地の場合に分筆がなされていると、分筆後のそれぞれの土地について変更登記が必要になります。建物の場合には、増改築によって不一致が生じることがあります。会社などの法人の場合に…
通常の登記は一般的には本登記と呼ばれます。本登記にはさまざまな効力がありますが、その中でも最も重要な効力は対抗力です。私人と私人の間で取引があり、そのために不動産に関する権利関係に変動が生じても、それを主張できるのは原則として当事者間だけです。しかし、その変動を登記しておけば、広く第三者に対し…
不動産を購入し所有権を取得すると登記識別情報通知という紙が法務局から発行されます。これは所有権を取得した方に取得したことの証として発行されるものです。登記識別情報通知とは2004年の不動産登記法の改正により、それまでの登記済証にかわるものとして発行されるようになったもので、現在では全国すべての…
相続登記をいつまでにしなければいけないという期限はありません。たとえ相続登記をしていなくても、相続人の権利は亡くなられた方の所有していた土地・建物に及んでいます。しかし、相続登記をしないまま年月が過ぎてしまうと、いろいろな新しい問題が発生します。例えば、他の相続人が亡くなってしまい、その亡くなった方…
季節の変わり目を皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、平成29年11月6日をもって、慣れ親しんだ松江地方法務局が建て替えのため仮庁舎へ移転することになりました。私が松江に来て8年が経過しておりますが、今まで何度も足を運んだ法務局が建て替えられるというのはちょっと寂しい気持ちになります。松江には古…
養子縁組をするとどのような効果が生じるかというと、 ①養親の嫡出子(法律上の婚姻関係にある男女を父母として生まれた子のことです。)の身分を取得します。 ②養子と養親の血族(血縁関係にある人のこと。また、養親子のように法律上血縁者と同様に扱われる者もさします。)との間に親族関係が生じます…
「登記識別情報の失効の申出」という制度があります。登記情報の失効の申出とは登記名義人の請求により、いったん有効に取得した登記識別情報を失効させる制度です。 この請求は登記識別情報をなくしてしまった場合や、盗まれてしまった場合などに、登記識別情報を使用した不正登記の防止に利用されます。 この請求に…
移動しました。 被相続人を介護した人は遺産分割で有利になる!? …
知人などから土地を買うなどする場合には、以下のことに注意をしなければなりません。 ③将来建物を建てようと思っている場合には、その土地に建てようと思っている建物を建てることができるのか確認をしなければなりません。 (1)接道義務(2)建ぺい率・容積率・高さ制限(3)用途地域の規制・・など事前に調査…